外壁塗装塗り替えのタイミング
Time to repaint the exterior walls
外壁塗装の塗り替えの時期は築10年前後が目安
外壁は1年365日ダメージを毎日、雨風や紫外線、砂埃など様々なダメージを受けております。時間の経過とともに、見た目には変化が無くても少しずつ変色したり、耐久性が落ちて雨水が染みやすくなってきます。
外壁塗装の塗り替えのタイミングは一般的に10年前後と言われています。
それには理由があり、新築で使われる塗料はアクリル系、シリコン系、ウレタン系といった一般的に耐久年数が10年前後の塗料が多いため、そう言われています。
ちなみに、使用されている塗料により、塗り替えのタイミングは少し後になることがあります。
外壁塗装の目安が10年前後と言われても、使われている塗料や、建物が置かれている気候や環境で大きく変わります。10年経たずとも自分でチェックできる項目をお伝えします。
こんな症状はありませんか?
- コーキングの劣化
- コケやカビ、外壁の変色
- ひび割れ(クラック)
- チョーキング現象
コーキングの劣化
コーキングとはサイディングなどの外壁材と外壁材の継ぎ目に埋める材料です。コーキングが劣化してしまうとそこから雨水や湿気の侵入を許してしまい、外壁自体の劣化にも繋がります。
コーキング自体の耐用年数は約5~10年です。外壁塗装の塗り替えのタイミングが10年と言われてるのにも関係しています。
コケやカビ、外壁の変色
外壁にカビやコケが発生すると、美観は損なわれます。 外壁自体に雨水が染み込んでしまうと、日光をあまり浴びない壁にカビが出やすくなります。 外壁自体がカビの温床になってしまうのです。更に厄介なのがカビが根付いた場合、表面だけ洗浄しても根本のカビを絶たない限りまたカビが再発します。 コケや藻の発生原因はお住まい周辺から植物の胞子が飛んできて、壁に付着し発生します。 コケや藻は水分のある環境で繁殖するので、外壁に水分がずっとある状態とも言えます。最悪の場合、壁は劣化して塗装で対応できくなる場合があり、大掛かりな修繕が必要になります。
ひび割れ(クラック)
クラックには、塗膜がひび割れている状態のヘアークラックと、外壁内部にまでに及ぶ深いひび割れの構造クラックがあります。
●ヘアークラック
ヘアークラックはその名の通り髪の毛のように細いひび割れのことです。しっかり補修をして外壁塗装を行うことがオススメです。
●構造クラック
割れ目の幅0.3mm以上、深さ5mm以上は構造クラックであると言えます。特に縦ではなく横に入るひび割れは雨水が侵入しやすいので注意が必要です。見つけた際は、早めのご対応をお願いします。
チョーキング現象
チョーキング現象とは外壁を触って手に外壁の粉が着くようになることです。
詳しくは、紫外線・雨・風などから塗料の合成樹脂が劣化して分解されていき、最終的に塗料に含まれている顔料が粉に戻ってしまい外壁表面に現れてしまう現象のことです。
塗膜の役割である防水機能が失われた状態なので外壁塗装が必要になります。塗り替えのサインとして覚えておくことが重要です。